今回はテーマ選びの重要性です。テーマを選ぶ際の基準は人それぞれだと思いますが、私が重視するポイントを紹介していきます。

テーマ選びのポイント
  • サポート(アップデート対応)
  • ブロックエディタ対応
  • デザイン・機能
  • 価格(有償/無料)

テーマの変更コストを理解する

昔はテーマ=デザイン関係が成立していましたが、最近のテーマは独自の機能を搭載したものが多いです。

機能性の向上に伴い、デザインや内部構造も複雑になり、テーマの変更が難しくなっています。

テーマを変更すると利用出来ていた機能が使えなくなったり、デザインが崩れたりすることも少なくないです。

試しに当サイトをXWRITEから無料テーマのCocoonに変更してみましたが、すぐに分かる範囲では、XWRITEの独自のブロックエデイタを利用していた部分は文字の装飾が表示されなくなったり、ブロックごと表示されない機能もありました。

小規模なサイトや始めたてのブログなどは修正にかかる時間も大した事ないですが、記事数の多いブログなどは見直すだけでも大変です。

テーマのアップデート対応(サポート)

個人的に一番重視しているのが、サポート力です。ここで言うサポート力はWordPressのバージョンアップのごとにテーマが問題なく使えるかどうかです。

有料テーマの賢威は私も利用していますが、サービスを終了するようです。私が購入したのが2012年で13年間のサポート期間でした。買い切りタイプでテーマ自体も賢威8まで利用でき、感謝しています。

賢威ユーザーには今後展開する新ブランドテーマの第1弾のプレゼントもあるそうです。

どのテーマにも言えますが、現時点でサポート期間を予測することは困難ですが、私は企業の規模、信頼度、実績などで総合的に判断しています。

サポートフォーラムがあれば、過去のバージョンアップの履歴を参考にすると、開発元のサポートに対するスタンスが見えてくるかもしれません。

WordPressのバージョンアップは機能追加やセキリティ強化などブログを安全に運営していく上では重要なポイントです。テーマもWordPressのバージョンアップに対応している必要があります。

ブロックエディタ対応

ブロックエディタはWordPress 5.0から導入されたエディタです。ブロック単位で文章や画像などを管理する方式です。

ブロックエディタの特徴はHTMLやCSSの知識が無くても、ブロック単位で文章や画像の移動が行えるため、リライトする際には便利です。

文字の装飾や背景色なども投稿画面から設定を変更するだけで反映されます。

私も以前はクラシックエディタを使っていましたが、ブロックエディタの方がオススメです。

HTMLやCSSの知識があってもHTMLで装飾するのは時間と手間がかかります。

独自のブロック機能を追加しているテーマもあります。XWRITEでもブログに必要な機能は追加されています。

文章だけの単調なブログは読みにくいです。これらのパーツは簡単に利用できますので、ブログの生産性やデザインにも効果的です。

※WordPressには「Classic Editor」というプラグインが用意されています。ブロックエディタがどうしても合わない方はクラシックエディタで記事を書くことも出来ます。

価格について

WordPressのテーマは無料で配布されている場合や有償で購入するテーマもあります。一概にどちらが良いとは言えません。

無料テーマでもCocoonはデザインのパターン数も多く、使いやすいテーマだと思います。WordPressを始めたばかりの方にもオススメできます。

有料テーマと無料テーマのポイント
  • 有料テーマはデザイン性や機能性、サポート力で優れている場合が多いですが、機能性はプラグインを追加する事でカスタマイズも可能です。
  • 有料/無料ともデザインは大幅な変更は難しいですが、HTMLやCSSの知識があれば、ある程度はカスタマイズ可能です。
  • サポートやテーマのバージョンアップは開発者のモチベーションや売上に依存するので何とも言えません。

初心者の方がプラグインを調べたり、HTMLやCSSを勉強するにはやはり時間的なコストがかかります。

私が有料テーマを採用している理由

一番の理由が時短になるからです。記事の作成以外に時間的なコストを支払いたくないからです。

有料テーマではプラグインを追加しなくてもテーマ自身が独自機能を持っています。

プラグインでは出力されるデザインが自分のブログに合わない場合は、CSSで修正する必要があります。

XWRITEでは、ブログに必要な機能の多くはテーマに含まれているため、サイト全体のデザインのバランスは高いです。

私の場合は、テーマ自体にデータ検索機能や外部DBへの接続、SEO対策などカスタマイズして利用するため、長期間の安定したサポートを重視しています。

選定基準として企業の事業規模や本業との親和性、人気テーマで長期間の運用実績、サポートの品質などがあります。

もし、使用しているテーマの更新が終了した場合は、別のテーマを探す必要がありますからね。

デザインよりはサポート重視でテーマを選んでいます。